2005年07月01日
かおかおどんなかお
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2歳直前の息子、先日この本ではじめて一人読み(といってもうそっこですが)をしました。
ページを一人でめくりながら
「おこったかおー」「こまったかおー」「ないたかおー」
とつぶやいていました。
もちろんページの絵と読みはあわない俗に言う「うそっこ読み」です。
しかもなぜか笑った顔やあまーい顔は言わないで
怒った、困ったなどイマイチな表情の顔ばかり。
そういう表情の方が印象に残るのかなあ?
1ページにひとつの顔と「○○なかお」の一文があるだけなので
小さい赤ちゃんでも飽きずにしっかり見てくれます。
それを見て「やはり赤ちゃんって人の顔に興味を持つんだなあ」と感心したり。
この本でいろんな表情ができるようになりますよ
「めは ふたつ」「はなは ひとつ」「くちも ひとつ」
数え方が覚えられるのはおまけです。
2005年06月19日
みんなでうたおう どうようえほん 1-4
みんなでうたおう どうようえほん〈1〉 | |
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やっと本を見ながらおうたを歌えるようになりました。
これまでは絵本は絵本、うたはうた。と分けていて
私が本を見ながら歌っても、一曲終わるまで待ちきれず
どんどんページを次へめくろうとしていました。
童謡の本はいくつか見ましたが
挿絵の迫力を感じられる横長の形、サイズ、と
見開きページに1曲。両側に絵がひろがっていたこと
がこの本を選んだ決め手になりました。
片側に絵、片側に歌、だと、確かに歌を歌う方はやりやすいのですが
視線をおとす方向がどうしても子どもと違ってしまうのです。
一緒にページをのぞきこんで、わあー、という気持ちを共有したかったので
絵の中に歌詞が描かれているタイプのこの本を選びました。
最初1巻だけ、かなり早い時期に買いました。
それを見て一緒に楽しめるようになって、残り3冊を買い足しました。
個人的には「小さい秋みつけた」が収録されていたのがとてもうれしく感じました。
イラストのタッチも1曲ずつ違うので眺めているだけでも楽しいですよ。
次は椰子の実や浜辺の歌ものってる子供向けの唱歌集をさがしたいなあ。
2005年05月10日
ぼくのくれよん
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とっても気持ちのいい絵本です。
とにかく「間」がイイ。
「でもね、このくれよんはーーー」
「こんなにおおきいのです」とか
「びゅーびゅーかくとーーー」
「こんなにすごいのだ」とか。
タメをつくって、息子がわくわくした表情になるのを確認してからページをめくれば、それはそれは大喜び。
ぞうのサイズのくれよんを想像して「ごろごろごろごろ」とゆっくり読むと、
息子も一緒に「ごろごろごろごろ」。
頭の中で自分のいつものくれよんと比べているのか、
「おーきい。おーきい。」とつぶやくことも。
ライオンにおこられてもまだ描きながら駆け出しちゃうあたり、
自分と重ねたりしているのかもしれないなあ。
文章もそれほど長くないし、絵もカラフルな色で目をひくし
そろそろストーリーのある絵本もきかせてあげたいな、という時期にぴったりだと思います。
2005年04月16日
そらまめくんのベッド
そらまめくんのベッド | |
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1歳8ヶ月の今まさにお気に入りの絵本。
ごはんのときに「マメ!マメ!」とうれしそうに豆を食べる息子を見て購入しました。
まだソラマメとグリンピースと枝豆とさやえんどうとピーナツが同じマメの仲間であることや、
それぞれがどう違うのかについてはわかってないようだけれど
それでも十分に楽しめます。
そらまめくんが自分の宝物のベッドを友達に貸さずにいたら
そのベッドが行方不明になっちゃった。
かわいそうに思った友達はそれぞれ自分のベッドを貸してくれるけど
どれもそらまめくんには合わなくて。
やっと発見したベッドはうずらの卵のベッドになっていて。。。
最後はベッドも戻って大喜び。
絵もとてもかわいらしく、しかも細部まで描き込まれていてすみずみまでゆっくり楽しみたい絵本です。
特に、うずらのお母さんを発見したときの
「わっ」
が、大のお気に入りで、
一瞬タメを作ってから読むのが楽しいのか
自分でも「わっ」と声をあげて大喜びです。
季節的にもばっちり。
そろそろサヤつきのお豆を買ってきて
一緒に剥いたり遊んだりしながらお話するのもいいなあと思っています。
2005年04月01日
のせてのせて
のせてのせて | |
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小さいまこちゃんの大きな赤い自動車。
そこへ「のせてのせて」と動物達がやってきます。
ウサギが来て、くまが来て、ねずみの親子が来て。
大きな自動車はいつのまにか大賑わいです。
「ぶぶー」という音と「ストップ!」という声にひきつけられて、息子の目も釘付け。
ページの右側に自動車、めくって左側に動物が描かれ、視線の移動で、楽しんでいる様子がよくわかります。
途中まっくらなトンネルのシーンでは不安げな表情になったり、「でた!おひさまだ!」で大喜びしたり。
一番最後、奥付のページでも、まず赤い自動車を発見。
道をたどって遊園地らしきものを、途中には池や山があることを見つけます。
このページだけでもお話がふくらみ、楽しむことができますよ。
2005年03月26日
ノンタンはっくしょん
ノンタンはっくしょん! | |
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この本にはいつもお世話になっています。
お熱をはかるのも、
お医者さんに「もしもし」されるのも、
おくすりをのむのも、
じっとねんねしてるのも、
なにもかも「いや!」な、お年頃。
ほらノンタンも。と、何度この本を開いたことか。
しかも「もしもし」されているときのノンタンの笑顔がまたイイ。
うちの息子はいつもこのシーンで安心するようです。
あまりにもぐったりしているときは
有無を言わせずお医者さんへGO!だけど
風邪のひきはじめや治りかけの、
体力は若干あるんだけど、まだ家でおとなしくしててほしい、
そんなとき。
読む本の中にさりげなくいれるようにしています。
それでなくても病気で辛いのだから
お医者さんへ行くことや、お薬を飲むことは
少しでも楽しいことにしてあげたい。
それほど怖いことじゃないんだよって教えてあげたい。
こうして母の戦いは続きます。
2005年03月20日
よみかた絵本
よみかた絵本 | |
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ストーリーものになる直前からよく読んだ本。
左ページいっぱいにシンプルで洗練された絵。
右ページにはひらがな一文字とそれを使ったリズミカルな文章。
そして同じ文字ではじまる単語がいくつか。
絵と、まるで詩のようなやさしい文章が気に入って購入した。
読み聞かせというより、
お気に入りのページを開いてお話をするイメージ。
ひらがなも絵も同じように形で覚えるらしい。
この本でいろんな言葉を覚えました。
2005年03月15日
くるまはいくつ
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私自身が子どもの頃に読んだ覚えがあり
書店で見つけて即買いした一冊。
いつどんな風に読んでいたのかは覚えていないけど
表紙の◎(たぶんタイヤ)が印象的で
「この本、読んだことがある!」とピンときた。
しかもかなり好んで読んでいた気がする。
奥付を見てみると
「1966年こどものとも発行 1967年こどものとも傑作集第1刷 2003年第46刷」とある。ビンゴ!
「くるまが1つあるものなあんだ?」で始まる数の本。
ここでは「くるま」は自動車ではなくタイヤの意味。
一輪車、自転車、オートバイ、自動車、バス、トラック、トレーラー、電車まで
男の子の好きそうな乗り物のオンパレード。
昭和40年代のレトロな絵だけれど、それがかえって現代的で新鮮にも感じられる。
ただ、現代では「ぎゅうにゅうやさんやゆうびんやさんやクリーニングやさんが三輪車」には乗ってないけどね。
「そういう時代があったのよ」と教えるきっかけになる、と都合よく解釈しておく。
テーマは「くるま」なので男の子向きっぽいけれど、いつもの乗り物の本とはちょっとちがう。
どっちかというと、乗り物を題材にした数学のとっかかりの本、だと私は思う。
各ページの最初に「○」が書いてあり、
「○=1、○○=2」の対応が自然とできるようになっている。
また、「イチ,ニ、サン」と「ひとつ、ふたつ、みっつ」のように
かずの数え方が何通りもあることや
○は転がるけど、△や□は転がらないことも理解できてしまう。
幾何学的なデザインが好きだったわたしは
かなり好んで読んでいたはず。
その血を受け継いでいるわが息子。
○△□好きで電車好きの彼にとっては夢のような一冊。
ページを開いた瞬間に目の色がかわり
買った日から読んで読んでの嵐となってしまった。
1歳児にはかなり文章量が多いほうだと思うけれど
会話形式で話がすすんでいくこともあってか
最後までじっと聞いている。
これを読み始めると10回以上読まされることを覚悟しないといけないので
目に付かないよう隠してしまうこともあるくらいの一冊です。
2005年03月14日
おつきさまこんばんは
おつきさまこんばんは | |
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おうちのかげから おつきさまが登場。
一瞬くもにかくれるけど 最後はにこにこ。
おつきさまの表情がくるくると変わるのが楽しいらしく
裏表紙まで読んできて「べー」と締めくくると大喜び。
屋根の上の、ねこのシルエットも素敵です。
外出時、道の模様ばかりみていた息子が
空に月があることを発見した一冊。
雲にかくれて見えない日には
「きっとくもさんとお話してるんだねえ」
なんてお話しできるようになります。
2005年03月13日
くつくつあるけ
くつくつあるけ | |
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登場するのはかわいらしいくつだけ。
でも、このくつをはいて、おさんぽに出かけた子どもが
浮かれているところ、はじゃいでいるところ
転んでアイタタタなところ、
一人で起き上がってすこし誇らしげなところ、
どの場面もいきいきと目に浮かぶようです。
そんなとき、
読んでいる私は、この靴を履いている息子を、
息子はこの靴をはいている自分自身を想像しているに違いありません。
最後に場面が暗くなって(くつ箱かな?)靴がねむったあとも
また表紙に戻って、もう一度!とせがまれます。
そして満足するまで読んだあとは、やはりおさんぽ。
ぴょんぴょん飛びながら歩くのにつきあうことになります。
2005年03月03日
きんぎょが にげた
きんぎょが にげた | |
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たぶんほんとは0歳代から楽しめたんだろうと思う。
購入したのが1歳すぎてからだったのでこのカテゴリへ。
ページには子どももよく知っている身近なイラスト。
それぞれどこかにピンクの金魚がかくれている。
「きんぎょがにげた」
「あら、またにげた」
テンポのいい一言につられて、きんぎょをさがし
みつけた!とにっこり。
キャンディのびんの中だったり
植木鉢の花にまぎれていたり。
現実ではありえない設定がたのしくて
ついつい見入ってしまいます。
中にはひっかけもあったりして
1歳児はとても楽しそう。
あれ?色ちがいのお友達だねえ。
なんていいながら
親子のコミュニケーションがとれる。
読み聞かせというより
一緒にたのしむアトラクションのような絵本です。
2005年02月26日
わにがわになる
わにがわになる | |
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はちとはちとがはちあわせ
ねこがねころぶ
とらのトランク
にんぎょのにんぎょう
。。。
果てしなく続くことばあそび。
大人にしたらしょーもない(失礼)だじゃれなんだけど、
リズムがいいので一気に読める。
意味がわかっているはずもないのに
息子は大うけ。
もともとこの作者の絵本は
私自身が「11ぴきのねこ」シリーズが好きでよく読んでいた。
こちらはまだ息子には早いかなと思って今回は「わにが。。」を購入。
短い文章とわかりやすい絵。
こうして言葉の意味を覚えていくのだなあと実感する一冊。
結局同じ作者の「ぶたたぬききつねねこ」も買ってしまった。
こちらはしりとり遊びが楽しめる。